アルゼンチンやチリを貫くアンデス山脈のふもとに近づくと、大都市は姿を消し、小さな集落が続くようになります。これらの集落は下界の都市から隔絶されており、集落内で生活の全てが完結しています。ここで生まれ、ここで生活し、ここで死んでいく先住民族が非常に多いのです。おそらく住民のほとんどが一度も集落を出ずに人生を過ごします。
こうした集落を見ると、全ての建物が土で出来ていることに気づきます。いわゆる建築資材で作られているの役所くらいで、通常の家はわらと土をこねて作った土壁で出来ているのです。アンデスの高地は雨が非常に少ないことで知られ、アタカマ砂漠はここ10年で数mmしか降雨がありません。それなので、土壁で家を作っても壊れないのです。ここで生活する知恵ですね。
